女性のキャリアと家庭の両立——私の挑戦と気づき
女性のキャリアと家庭の両立——私の挑戦と気づき
株式会社Feliare 代表取締役 藤井真生
はじめに
「家庭とキャリアは両立できるのか?」——これは私自身が何度も自問自答してきた問いです。結婚、出産、子育て、離婚を経験しながら、キャリアを諦めずに進んできた私の経験をシェアすることで、同じ悩みを持つ誰かの励みになればと思います。
キャリアと家庭の両立の挑戦
私はもともと、仕事に情熱を持ち、キャリアアップを目指していたタイプではありません。しかし、結婚し、子どもを授かっり育てていく中で、働き方や生き方を見直す必要に迫られました。もちろん、子育てをしながらも、どこかに就職することも考えました。「仕事に復帰したとき、居場所があるのか」「ブランクがキャリアに影響しないか」などの不安に悩まされました。
そして、最終的に私はフリーランスという道を選びました。フリーランスになったことで、仕事の自由度は格段に上がりましたが、同時に収入の不安定さや自己管理の難しさにも直面しました。仕事を取るために営業活動をしたり、スケジュール管理を徹底したりと、会社員時代とは異なるスキルが求められるようになりました。現在では法人化に至るわけですが簡単なことでは全くありませんでした。
どう乗り越えたか
こうした課題を乗り越えるために、私が意識したことは以下の3つです。
1. 仕事の効率を最大化する 仕事のやり方については独学で勉強していた頃から決めていて時間管理を徹底しました。優先順位を明確にし、短時間でも成果を出せるよう工夫しました。短時間の中でクオリティを高めることにも注力しました。どこかコミュニティなどに参加するときにはもっともっとこの時間を有意義に過ごす方法について考えながら時間を噛み締めて活動していました。
2. パートナーや周囲と協力する 家庭の負担を一人で抱え込まず、前の夫と家事・育児の役割を分担しました。母も養うこととなったため子育てを手伝ってもらい、養い続けるための自分への負荷とプレッシャーをかけ続けました。
3. 「完璧」を目指さない すべてを完璧にこなそうとすると、心も体も持ちません。「できることに集中する」「時には周囲に頼る」ことを自分に許すことで、精神的な余裕が生まれました。甘えることや頼ることが苦手でしたが、少しずつできるようになりました。
現在の状況と気づき
今もなお、一人の挑戦者、母として、試行錯誤の毎日ですが、以前に比べるとバランスを取るコツをつかめてきたと感じています。大切なのは、「すべてを一人で抱え込まないこと」「周囲と協力しながら柔軟に進めること」だと思います。
キャリアと家庭を両立させる道は、一人ひとり違う形があっていいはずです。私の経験が、同じように悩む誰かのヒントになれば嬉しいです。そして、社会全体が「女性がキャリアを捨てずに生きられる世の中」に近づいていくことを願っています。
そのためにも、弊社のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)である「女性が活躍し続ける社会」を体現できるように、企業としても取り組んでいきたいと考えています。
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